構文
robocopy <Source><Destination>[<File> [...][<Options>]
<Source>
ソース ディレクトリへのパスを指定します。
<Destination>
保存先ディレクトリへのパスを指定します。
<File>
コピーするファイルを指定します。
必要な場合、ワイルドカード文字を使用できます。(* または ?)
File パラメーターが指定されていない場合には、*.* を既定値として使用します。
<Options>
Robocopy コマンドで使用するオプションを指定します。
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[オプション]
/s
サブディレクトリをコピーします。
このオプションでは、空のディレクトリをコピーしないことに注意してください。
/e
サブディレクトリをコピーします。
このオプションでは、空のディレクトリをコピーすることに注意してください。
※1つの小さな違いを除き、/mir オプションは /e および /purge オプションが同時に
指定された場合と同じ動作をします。
/e および /purge オプションが同時に指定され、コピー先ディレクトリが存在する場合、
コピー先ディレクトリのセキュリティ設定は上書きされません。
/mir オプションでは、コピー先のディレクトリが存在する場合、
コピー先ディレクトリのセキュリティ設定が上書きされます。
/lev:<N>
コピー元ディレクトリ ツリーの上位 N レベルのみをコピーします。
/z
再起動モードでファイルをコピーします。
/b
バックアップ モードでファイルをコピーします。
/zb
再起動モードを使用します。
アクセスが拒否された場合は、このオプションはバックアップ モードを使用します。
/efsraw
暗号化されたすべてのファイルを EFS RAW モードでコピーします。
/copy:<CopyFlags>
コピーするファイルのプロパティを指定します。
このオプションを有効な値を次に示します。
D データ
A 属性
T タイムスタンプ
S NTFS アクセス制御リスト (ACL)
O 所有者情報
U 監査情報
CopyFlags の既定値は DAT です。( データ、属性、およびタイムスタンプ )
/dcopy:T
ディレクトリ タイムスタンプをコピーします。
/SEC
セキュリティと共にファイルをコピーします。
(/copy:DATS と同等)
/copyall
すべてのファイル情報をコピー?します。
(/copy:DATSOU と同等)
/nocopy
ファイル情報をコピーしません。
( /purge と共に使用すると役に立ちます )
/secfix
スキップされたファイルも含めて、すべてのファイルのファイル セキュリティを修正します。
/timfix
スキップされたファイルも含めて、すべてのファイルのファイル時刻を修正します。?
/purge
コピー元に存在しないコピー先のファイルとディレクトリを削除します。
※1つの小さな違いを除き、/mir オプションは /e および /purge オプションが同時に
指定された場合と同じ動作をします。
/e および /purge オプションが同時に指定され、コピー先ディレクトリが存在する場合、
コピー先ディレクトリのセキュリティ設定は上書きされません。
/mir オプションでは、コピー先のディレクトリが存在する場合、
コピー先ディレクトリのセキュリティ設定が上書きされます。
/mir
ディレクトリ ツリーをミラー化します (/e および /purge と同等)。
※1つの小さな違いを除き、/mir オプションは /e および /purge オプションが同時に
指定された場合と同じ動作をします。
/e および /purge オプションが同時に指定され、コピー先ディレクトリが存在する場合、
コピー先ディレクトリのセキュリティ設定は上書きされません。
/mir オプションでは、コピー先のディレクトリが存在する場合、
コピー先ディレクトリのセキュリティ設定が上書きされます。
/mov
ファイルを移動し、コピー後にそれらをソースから削除します。
/move
ファイルおよびディレクトリを移動およびコピー後は、ソースからを削除します。
/a+:[RASHCNET]
コピーしたファイルを指定した属性を追加します。
/a-:[RASHCNET]
コピーしたファイルから指定した属性を削除します。
/create
ディレクトリ ツリーおよびゼロ長さファイルだけが作成されます。
/fat
8.3 文字長の FAT ファイル名を使用して、リンク先のファイルを作成します。
/256
非常に長いパス (256 文字より長い) のサポートをオフにします。
/mon:<N>
ソースを監視し、N 回を超える変更があった場合に再度実行します。
/mot: <M>
ソースを監視し、変更があった場合は M 分間再度実行します。
/rh:hhmm-hhmm
新しいコピーを開始する時刻を指定します。
/pf
ファイルごと ( パスごとにではない ) に実行時間をチェックします。
/ipg:n
低速回線の帯域幅を解放するために、パケット間のギャップを指定します。
/sl
ターゲットの代わりにシンボリック リンクをコピーします。
※重要
/SECFIX
コピー オプションを使用する場合、コピーしたいセキュリティ情報の種類を
下記の追加コピー オプションのうち 1 つを用いることで指定します。
/COPYALL
/COPY:O
/COPY:S
/COPY:U
/SEC
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ファイル選択のオプション
/a
アーカイブ 属性が設定されているファイルのみをコピーします。
/m
アーカイブ 属性が設定されているファイルのみをコピーし、アーカイブ 属性をリセットします。
/ia: [RASHCNETO]
指定した属性が設定されたファイルだけを含みます。
/xa: [RASHCNETO]
指定した属性が設定されたファイルを除外します。
/xf <FileName> [...]
指定した名前またはパスに一致するファイルを除外します。
ファイル名にはワイルドカード文字 (* と ?) を含めることができます。
/xd <Directory> [...]
指定した名前とパスに対応するディレクトリを除外します。
/xct
変更されたファイルを除外します。
/xn
新しいファイルを除外します。
/xo
古いファイルを除外します。
/xx
コピー先にのみ存在するファイルやディレクトリを除外します。
/xl
コピー元にのみ存在するファイルやディレクトリを除外します。
/is
同一ファイルを含めます。
/it
異常なファイルを含めます。
/max:<N>
ファイルの最大サイズを指定します。
(N バイトよりも大きいファイルは除外されます)
/min:<N>
最小ファイル サイズを指定します。
( N バイトより小さいファイルを除外します)
/maxage:<N>
最長ファイル有効期間を指定します。
(最終更新日が N 日前または N 日以前のファイルを除外します)
/minage:<N>
最短ファイル有効期間 (N 日より新しいファイルを除外します) を指定します。
/maxlad:<N>
最大最終アクセス日を指定します。
(最終アクセス日から N 日以上経過または N 日以前の使用されていないファイルを除外します)。
/minlad:<N>
(N 以降に使用されたファイルを除く、) 最小最終アクセス日を指定します。
N が 1900 未満の場合は、 日数を N に指定します。
それ以外の場合、N には YYYYMMDD 形式の日付を指定します。
/xj
接合ポイントを除外します。接合ポイントは通常既定で含まれます。
/fft
FAT ファイル時間 (2 秒の精度) を想定します。
/dst
夏時間による 1 時間の時差を補正します。
/xjd
ディレクトリの接合ポイントを除外します。
/xjf
ファイルの接合ポイントを除外します。
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再試行オプション
/r:<N>
コピーが失敗した時の再試行回数を指定します。
N の既定値は 1,000,000 (100 万回の再試行) です。
/w:<N>
待機時間を秒単位での再試行の間隔を指定します。
N の既定値は 30 (30 秒の待機) です。
/reg
/r と/w オプションの値を既定の設定としてレジストリに保存します。
/tbd
共有名が定義されるまで待つように指定します。
(再試行エラー 67)
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ログ オプション
/l
ファイルのリストのみ行う。
(削除、コピー、タイムスタンプの更新を行わない)
/x
コピー先にのみ存在するファイルをすべて、選択されているファイルに限らずレポートします。
/v
冗長出力を生成し、スキップされたすべてのファイルが表示されます。
/ts
ソース ファイルのタイムスタンプを出力に含めます。
/fp
出力にファイルのフル パスを含めます。
/bytes
サイズはバイトとして出力します。
/ns
ファイル サイズをログに記録しないように指定します。
/nc
ファイル クラスをログに記録しないように指定します。
/nfl
ファイル名をログに記録しないように指定します。
/ndl
ディレクトリ名をログに記録しないように指定します。
/np
コピー操作 (これまでにコピーされたファイルやディレクトリの数など) の進行状況を
表示しないよう指定します。
/eta
ファイル コピーの推定完了時刻 (ETA) を表示します。
/log:<LogFile>
ステータスをログ ファイルに出力します。
( 既存のログ ファイルを上書きします)
/log+:<LogFile>
ステータスをログ ファイルに出力します。
( 既存のログ ファイルに追記します)
/unicode
ステータス出力を Unicode テキストとして表示します。
/unilog:<LogFile>
Unicode テキストとして、ステータスをログ ファイルに出力します。
( 既存のログ ファイルを上書きします)
/unilog+:<LogFile>
Unicode テキストとして、ステータスをログ ファイルに出力します。
( 既存のログ ファイルに追記します)
/tee
ステータスをログ ファイルに出力するだけでなく、コンソール ウィンドウにも出力します。
/njh
ジョブ ヘッダーを表示しないよう指定します。
/njs
ジョブの概要がないことを指定します。
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ジョブのオプション
/job:<JobName>
名前付きファイルから派生するパラメーターであることを指定します。
/save:<JobName>
パラメーターを名前付きファイルに保存することを指定します。
/quit
処理コマンド (パラメーターを表示するには) 行を終了します。[/nosd:]
/nodd
コピー先ディレクトリが指定されていないことを示します。
/if
指定したファイルを含みます。